高難易度のオーディション|オーディションの世界


ドラマのオーディションは役のイメージとのマッチが重要です

本気で、自身の夢である女優や俳優とか役者を目指す人にとって、オーディションというのは避けて通れない門なのです。もちろん劇団に入団していて、そこから少しずつ人気が高まり、オーディションなしで映画やドラマにキャスティングされるようなこともあるかもしれませんが、それにしても劇団に所属するためのオーディションには合格が必要なため、どっちにしろこれは必ず受けなければならないのです。
オーディションにも多種多様な種類がありますが、特にテレビドラマへの出演を目指すオーディションは、合格までの道のりはハイレベルなものとなっています。連続テレビドラマは常時多数制作されていますが、セリフもないような小さい役ならまだしも、レギュラー出演するキャラクターを演じるのは、一本のドラマあたり本当に数人しかいません。

この数人へ向けて何百人も応募していることもあるわけですから、これに合格する難しさは想像に易いものです。
テレビドラマのオーディションは、最初から数人がキャスティングされていて、その中から出演する役者を探すこともあれば、完全に一般公募で集まった人の中から選ぶこともあります。
後者の際は特にオーディションの過程は長く複雑になる傾向があり、二次選考、三次選考と何回も選考を重ねることになるのです。

その第一の関門となるのが書類試験です。審査の資料となるのは、履歴書のほか写真などが審査対象となり、まずはこれに合格しなければなりません。役者の選考ならば、審査員の見ている前で演技力を判断される実技試験です。

けれどもこの審査は、単にセリフが上手に言えた、演技が達者だというところだけを審査しているわけではありません。ドラマという筋書きのあるもののキャスティングとなるため、役のイメージに合致した人かどうかというのも重要な視点となるのです。どれだけルックスが良く、演技が上手でも、役のイメージにマッチしなければ落とされてしまうと考えると、やはりドラマ出演への道はものすごく遠いと言えそうです。