オーディションに合格するためには、しっかりとした対策を立てる必要が
あります。まず始めに、書類選考を通過しなければなりません。応募書類は日々、何万通も届きます。その中で審査員の目に留まり、ひきつけられるかが書類選考を突破するために大切なポイントとなります。
応募用紙が指定されている場合はその用紙を使いますが、特に指定がない場合であっても、1次選考、2次選考の基準となるため、オーディション用の履歴書を使うようにしましょう。オーディション用の履歴書はインターネットで購入することができます。オーディション用の履歴書は、写真が2枚貼れる様式になっています。
身長、体重、スリーサイズを始めとして、将来どうなりたいかという目標など、審査員が知りたいと思う情報を余すところなく記載するスペースがあるため、そのスペースを埋めていくことで、自分を最大限にアピールする材料ができ上がります。
未成年で応募する場合は、保護者の同意を記載する項目があり、これが記載されていないと書類審査で落ちてしまいます。プロフィールは身長、体重などを始め、決められている項目を記載しなければなりません。これらは虚偽表示をすること無く、正しい情報を書きましょう。
プロフィール写真は最初に審査員の目に留まる部分であり、多くの審査員が最も重視するものです。応募書類に貼る写真は、全身写真とバストアップ写真の2種類となります。全身写真を撮る時には、腕の長さや脚の長さなど、身体におけるバランスが分かるように撮影します。
背筋を伸ばして姿勢を良くし、顔は正面を向いたものを撮影します。体型や体格が分かることも大切です。バストアップ写真は、顔が写真の正面に来るようにし、自然な笑顔で撮影します。服装は、特定のロゴが目立つものは避けて、シンプルなものを選びます。
ナチュラルメイクを行って撮影することも大切です。書類審査では自己PRがとても重要です。自分の人柄や能力をオーディションでどう生かすことができるのかをアピールしましょう。
面接を受ける時は、最初の5分で印象が決まりますので、最初の5分を大切にしましょう。入室する前にドアをノックして、失礼しますと一声かけてから入室します。部屋に入ったら審査員に一礼をして、ドアを静かに閉め、まっすぐ審査員の方に向かいます。
入室の時の一連の動作が印象を決める大事なポイントとなりますので、注意しましょう。まず初めに自己紹介と自己PRを行います。ありきたりな言葉ではなく、自分らしさを表現できる言葉で話します。実技審査は、上手にできるかどうかよりも、熱意や人柄が評価されます。
その場ですぐに披露できる特技と楽器や道具が必要な特技がありますが、その場ですぐにできる特技の方が審査員の印象に残りやすいです。質疑応答では、事前に書類に書いたことを深く尋ねられます。そのため、書類には嘘を書かないようにしましょう。
また、質問があるかどうかという問いかけに対して、何もなしでは評価は良くありませんので、事前に質問事項を考えておきましょう。面接の途中でうまくいかないことがあったとしても、最後まで笑顔を忘れないようにすることが大切です。面接をして下さったことに対するお礼の言葉を述べてから退室するようにします。
オーディションに最高のコンディションで臨むためには、前日は夜更かしをせず、早めに寝ましょう。寝不足は、肌荒れや体力、気力の低下などを起こして、良いことはありません。緊張して眠れなくても、布団に入って横になっているだけで休息になります。
オーディション当日は思っているよりも体力を使いますので、しっかりと朝ご飯を食べます。甘い物を少し取ると、集中力を高めることができ、さらに緊張も和らげることができます。遅刻をしないように、早めに家を出ましょう。交通機関の遅れなどが無いとは言えません。
余裕を持って行動することで、気持ちも落ち着きます。会場ではスタッフや参加者の方など、どんな人に対しても元気に、笑顔であいさつをしましょう。