私たちが家庭や工場から毎日排出する上下水道、そして毎日使用する水道水はどのように綺麗に浄化されるのか知っていますか?
汚れた水はそのまま川や海に流されるのではなく、一度浄化させてから流しています。このような一手間が地球の環境を守ってくれているのです。
地球に存在する水の75%が海水で、人間が生命維持に活用できる淡水は僅か0.01%にも満たないといわれています。この貴重な水資源は蒸発や降雨を繰り返し、河川・湖沼に戻る「循環型を形成」する貴重生命資源です。この水資源の汚染を守ることが私たちの使命でもあります。
排水は透き通った水であっても水質基準値を満足していなければ放流することはできません。反対に多少の濁り色であっても排水基準数値を満たせば排水放流できます。これらを実現するために重要になるのが「排水処理装置」です。
排水処理装置とは、凝集、沈殿、浮上、ろ過、吸着などの単位操作を効率良く組み合わせ、産業や家庭から排出された排水を浄化し汚染から環境を守る装置のことです。排水を処理するだけでなく更に高度な処理をして再利用し限りある水資源の有効利用をしています。
従来の排水処理装置では、現地におけるコンクリート製水槽の製作等に大規模な土木工事を要しました。
そのため、導入コストが高く、お引き渡しまでに長期間を要する場合もありました。また、コンクリート製水槽の高さは5m程度が一般的で、その分、広い設置スペースが必要でした。
しかし、標準型排水処理装置の構成機器は、タワータンクを含めあらかじめ統一された仕様でお客様工場に搬入されるため、現地工事を大幅に簡単にしました。
導入時のコストを削減し、短い納期を実現しています。また、高さ10mのタワータンクにより、コンクリート製水槽に比べて設置面積を大幅に縮小することができます。
難しいことと考えずに、どうして毎日綺麗に処理された水が飲めるのか仕組みを知っておくことも大切です。